仮契約の時点では、2×6、2×4の構造上、どこに壁が必要かということは分からないと思いますが、本契約後の間取り作成では設計士が加わることにより、いろいろな制約があることに始めて気付かされることになります。

そのため、構造上、必要な壁について主要なポイントだけでも仮契約の時点から知っておくと、無駄に不可能な間取りを考えてしまうリスクが減ると思います(笑)。

一条工務店人気ブログランキングへ
にほんブログ村 住まいブログ 一戸建 一条工務店へ
いつも応援有難うございます!お手数をお掛けしております。(*・ω・)ノ



こちらは、我が家の1階の図面です。色使いが多くカラフルすぎてよく分かりませんね(笑)
1階_耐力壁

順番に説明していきます。

赤のラインは、建物の角の部分に必要な壁です。
建物の角のどちらかの面に90cmの壁を必ず設ける必要があります。

ですので、シューズクロークの窓は細いFIXの窓になってしまいました(この窓をやめて代わりに西側にオープン窓をつけることも可能ですが、そうすると棚が設置できなくなります)。

洗面所の南面の緑のラインのところは壁ですが、東面にも壁があるため、構造上、窓を設置しても問題ないところです(実際は洗面台があるので無理ですが)。

水色の四角は構造上のボックスです。
2×6、2×4工法では、ボックスを基準として作られます。

タレ壁の記事(タレ壁が発生する条件とタレ壁の活かし方)でも紹介しましたが、
タレ壁が出るかどうかのポイントはこのボックスを構成する壁の長さによります。

具体的には、4マス中に1マス分の壁がないときにタレ壁が必要となります。

我が家の場合、リビングの東側部分を構成する部分に壁が1マスしかなく、4マス分(青色のライン部分)の空間が空いています。

もしタレ壁を作りたくなければ、この部分に1マス分の壁を作る必要があります。

黄色の線は、構造計算をしたところ、タレ壁を作ったとしても必要となってしまった壁です。
当初はこの壁がなく、リビングからダイニングまでさらに開放的な空間になる予定でしたが、仕方ありません。
この壁のおかげで、ソファーが後ろにずれにくいという利点ができたと捉えることにします(笑)


それでは、2階の場合を見てみましょう。
2階_耐力壁
2階の角には十分なほど壁があります(笑)
角の緑のラインはどちらかの面が壁ならば、窓を設置できる場所です。

南側のベランダの窓のところは4マスですので、1マス分の壁が必須です(ブックシェルフのところの壁)。

1階同様に吹き抜け部分にもタレ壁が走ります。我が家は天井の壁紙でカモフラージュします^^

また、納戸の自在棚部分にもタレ壁が発生します。ここも4マス中に1マス分の壁がないため生じてしまいます。


なお、我が家の場合、1階と2階のボックスの位置が完全に一致していますが、構造上問題がなければ、必ずしも一致させる必要はないようです。詳しくは設計士さんに確認してください。


これから間取りを考える方は、以上のことを踏まえて設計すると、後々の変更が少なくなると思います。



「一条工務店のトラコミュ」
テーマごとに記事が集まっています。
一条工務店オプション
Web内覧会*一条工務店
一条インテリア~カーテンと家具編
一条工務店を選んだ理由
一条ルール
一条工務店*Webカタログ
一条園芸部!!


一条工務店人気ブログランキングへ
にほんブログ村 住まいブログ 一戸建 一条工務店へ
いつも応援有難うございます!お手数をお掛けしております。(*・ω・)ノ